小江戸とちぎ ゆるり街歩き

江戸時代、例幣使街道の宿場町として、また舟運による交易で北関東有数の商都として栄えた栃木市。当時の面影を残す、小江戸とちぎの街並みをゆるりと散策してみませんか。

蔵の街遊覧船船頭
平井照雄さん

家の前に川が流れ、川と共に生きてきたという平井さん。「小さい頃から小舟に乗ってよく魚を獲ってたから、これは自分の仕事だと思って」と定年後、延長雇用を断ってこの道に。船頭歴7年目。見事な竿さばきとキュートな笑顔で乗船客をもてなす。現在19名の船頭さんが活躍中。

Enjoy Walking In “Little Edo” Tochigi!

Since the Edo period, Tochigi City has made rapid progress as a town serving as a resting post along Reiheishi Road and as a trading post to Edo thanks to Uzuma River running through the city center. Even now the city has quite a few historic buildings reminiscent of the hustle and bustle of the past, which helped it earn the title “Little Edo”.

まずは人気ナンバーワンの観光スポット、蔵の街遊覧船へ

蔵の街遊覧船
Kura no Machi Japanese Gondola Ride

全国から多くの人が訪れる、栃木市ナンバーワンの人気観光スポット。船頭さんが 「栃木河岸船頭歌」を歌い、ユーモアな語り口で街の歴史を案内してくれる。
乗船時間約20分/大人700円

☎0282-23-2003
http://www. k-yuransen.com

川面を覗くと、ひときわ大きな鯉が一匹、泰然と泳いでいます。人呼んで、 巴波の鯉太郎。鯉じゃないとのうわさも…。

山本総本店は明治25年創業。季節の生菓子、鉱泉煎餅などの定番の他、江戸菓子ごぼう餅(土曜・日曜のみ販売)が人気。
http://yamamotokashi.jp
☎0282-22-4700

巴波川(うずまがわ)

鉄道も自動車もなかった時代、物資輸送の中心は舟運でした。この辺りでとれた木材や麻は、巴波川左岸の栃木河岸から舟積みされて江戸へ運ばれ、江戸からは日光御用の荷や塩などが運ばれました。安永3年には十軒の船積問屋があったと言われています。今も川沿いには豪商の蔵が残っており、当時の繁栄ぶりを偲ぶことができます。

Uzuma River

Thanks to Uzuma River, which was used as a boat route to Edo, businesses that relied on shipping flourished in Tochigi. Storehouses of the traditional “Kura” style, which were owned by rich merchants, still remain along Uzuma River. You can feel the classical atmosphere of how prosperous the town was back then when you see those buildings.

建物そのものも見どころ。
とちぎ蔵の街美術館でアートに触れる

とちぎ蔵の街美術館
Kura no Machi Museum of Art

豪商、善野家の土蔵(江戸時代後期建築)を改修した美術館。喜多川歌麿や 田中一村、刑部人など、市ゆかりの作家の作品を中心に収蔵している。
☎0282-20-8228

ランチタイムのおすすめは、もちろん「とちぎ江戸料理」。
蔵の街大通りには、美味しいお店がいっぱい。
さて、どのお店にしましょうか?

蔵の街大通り

江戸期創業の三桝屋本店や毛塚 紙店など、趣のある見世蔵や大正から昭和にかけてのレトロな建物が軒を連ねる、蔵の街・栃木市を象徴するストリートです。市の歴史を物語るこの街並みは市民の誇りであり、細やかに修繕したり、自主的にルールを作って改善したりしながら、次代に残す努力をしています。

Kuranomachi Street

This is a representative street of Tochigi City. Along the street, you can see quaint old-fashioned buildings, or “Misegura”, which combine a shop and a dwelling. Examples of this are Mimasuyahonten and Kezuka Paper Store. There are also several retro buildings which were built from the Taisho to the Showa period.

かな半
Kanahan

江戸御膳(要予約)

江戸安永年間創業の老舗旅館。予約制の江戸御膳(ランチのみ)は、染飯や濃漿汁、モロ料理など、とちぎ江戸料理の魅力が存分に味わえると観光客に大人気。
☎0282-22-0108

魚宇
Uou

モロ、川魚料理

慶応4年創業。巴波川東岸沿いに店を構える、魚が旨いと評判の店。江戸料理「鮓烹」が味わえる他、郷土食材モロ(モウカザメの身)やナマズなどの栃木市ならではのメニューも。
☎0282-22-0543

好古壱番館
Koko Ichibankan

小江戸御膳(要予約)

自慢の手打ちそばをメインに、地元の食材を使ったセットメニューが人気。甘味メニューのごぼう餅は、ほんのり温かく素朴な味わい。大正時代の洋風建築を改装した店内で寛ぎのティータイムも堪能できる。
☎0282-24-1188

横山郷土館
Yokoyama Kyodokan

巴波川沿いにある横山郷土館は、栃木市のかつての栄華を感じることができる名所のひとつ。銀行と麻問屋を営んでいた明治時代の豪商、横山家の住宅兼店舗で、両袖切妻造と呼ばれる貴重な建物は、国の登録有形文化財にも指定されている。
ランチプランがあり、美しい庭園を眺めながら、特別な「とちぎ江戸料理」を味わうことができる。詳しくはこちらのページでご確認ください。

赤城亭
Akagitei

ランチコース

大正12年創業の地元に愛される洋食店。カツレツ、ハンバーグ、ステーキなどの他、秘伝のタレで味わう文明開化の味「牛鍋」が絶品。煎り酒を使ったテリーヌや味噌のムースなど、シェフのアイデアが光る「とちぎ江戸料理」をコース料理で味わえる。
☎0282-22-0360

レトロな街並みにうっとり

嘉右衛門町(かうえもんちょう)

日光例幣使街道に沿って、江戸後期から昭和初期に建てられた日本家屋や洋館が多く残り、栃木県内では唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定されているエリアです。近年は蔵や古民家を改装したカフェや雑貨店が次々とオープンしており、蔵の街大通りとは一味違った街歩きが楽しめます。

Kauemon-cho

This is the only area in Tochigi Prefecture which has been selected as an important preservation district of historic buildings. Along the Nikko Reiheishi Road, there remain many old Japanese houses and western-style buildings which were built from the late Edo period to the early Showa period.

さて、ひと休み。
趣のある蔵は江戸時代にタイムスリップしたよう
田楽あぶでん
Dengaku Abuden

田楽盛り合わせ・甘酒

江戸中期創業。人気の田楽盛り合わせ(豆腐、こんにゃく、里芋)は、何度も丁寧に味噌を塗って焼き上げられる。蔵は国の登録文化財に指定されており、歴史を感じる空間でいただく田楽は格別。甘酒は米麹100%の自然な甘さで美味。
☎0282-22-3251

あれこれと、お土産探しも旅の楽しみ
かねふくストア
Kanefuku Store

地元の頼れる八百屋兼お惣菜店。郷土食しもつかれをはじめ、葉唐辛子やずいきなますなど、手作りの惣菜が常時20種も並ぶ。一味違ったお土産にもおすすめ。
☎0282-22-1119

コエド市場
Koedo Ichiba

栃木市の名品を取り揃えるアンテナショップまちの駅。名産のいちごやブドウ、栃木市のマスコットキャラクター「とち介」グッズも人気。
☎0282-25-7411